HDショベル シリンダーヘッド溶接修理

しばらくブログ更新サボっていました。

ありがたい事に仕事の方がかなり入って来ていまして、忙しくしております

 

少し前に納めた、ショベルのシリンダーヘッド、リアEXのバルブガイド取付部のクラック修理

作業前の写真を撮り忘れたが、依頼主様のもとで既に溶接にトライし、断念してからの持込

鳩糞状態&熱変形でポート奥までクラック走っているというカオス状態でした。

 

正直、溶接の手直し仕事はあまり受けたくない。

そうでなくてもアルミ鋳物の、しかも古い奴は、油吸ってるわ気泡があるわで、あまり気が進まないのに

何とかごまかそうと下に不具合あるのに盛ってたり、不純物やら巻き込んでいたり、過大な入熱で母材が脆くなっていたり

 

今回も「助からない確率高いですよ」とお断りを入れてから作業に取り掛かった。

前回の溶接部分&クラック部までざっくり削り取ってから盛っていく訳だが、

ポート内などほとんどトーチが振れないので、段取りを間違えると後から余盛りという訳にもいかず

 

周囲から不純物が湧き上がってビード表面がいまいち美しくないが、内部への巻き込みはほとんど無い

後のボーリング等加工でも気泡等全く出てこなかった

 

加工をする本人が溶接を行うので、余盛り量、肉厚形状等その場で判断できる。余分な入熱を避けたいのでこの点は非常に重要と思う。ポート形状もリューターで軽く整えるくらいまで盛りで形を作っておく。

冶具を使用し、ガイド穴の位置出しを行い、ボーリング加工

 

 

バルブガイド製作、取付、シートカット等行い作業終了

 

0時41分本日の業務終了 以上

 

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コメント: 2
  • #1

    九州のとある専門店。 (月曜日, 19 9月 2011 00:11)

    まだかまだかと更新を待っていました。いつも勉強になります。
    沢山仕事をお願い出来る様に頑張ります。

  • #2

    r-techengineering (金曜日, 21 10月 2011 22:36)

    コメントありがとうございます
    ほぼ自己満足の当ブログを勉強になるなどと、大変恐縮です。
    こちらこそより良い仕事を出来るよう頑張ります。